冬コミについて


 なんだかんだ言ってコミケは毎回参加してる。コミケって、いろんな楽しみ方のできるイベントだと思う。昔は大手サークルの同人誌を求めてシャッター前に並んだり、抱き枕を求めて企業ブースに並んだりしたんだけど、最近はあんまり並ぶってのをやってない。声優さんとお渡し会で数十秒話すために、整理券を確保したのも良い思い出。

 最近は島中サークルをぱらぱらめぐったりしつつ、コスプレ広場でカメコするのにはまってますね。せっかくカメラを買ったのだからと、一昨年の冬コミからコスプレ広場に出てみて、試行錯誤しながら3回目のコミケ。まあそれなりの物は残せてるんじゃないかと。

 今までは風景写真だとか乗り物の写真だとか、無機物ばかり撮ってきたわけだけど、全く違うジャンルの写真を撮るのは、技術のレパートリーが広がる感じがあって面白いと感じる。一番大きな違いとして、微調整や補正の方向性がまるで逆というのがある。風景写真では露出を絞って(画面が暗くなるように調整して)コントラストを強くしたり陰影を強調したりするとカッコよい写真になるのだけど、人物は違う。露出を開けて(画面が明るくなるように調整して)コントラストを下げて、肌が白く綺麗に見えるように調整すると喜ばれる。

 コミケでコスプレ広場を回る楽しさって、ノーチェックで島中サークルを回る楽しさに通じる物があると思う。本を買うのと違ってカタログ的な物は無いし、web等でチェックしたところで激しい混雑ゆえに移動もままならないのが実態だ。それに、光線状態とか表情まで考えたら、それこそ一会一期の出会いという感じ。そういう一瞬一瞬を逃さず切り取ってゆく、写真趣味としてなかなか面白いんじゃないかと。

 あ、写真は適当にツイッターとかを漁ってください。