撮るものが無い

 ダイヤ改正寝台特急カシオペアの運転が終了した。上野と北海道を結ぶ寝台特急は、だいたい朝の9時頃に上ってくる。休みの朝は早起きしてこれを撮影するというのが、写真を始めた学生時代からの定番みたいなものだった。電気機関車は重量感があってカッコいいし、北海道から遥々走ってきた客室には旅情を感じる。

 そんな寝台特急も、一本、また一本も数を減らして、この春全部無くなったわけだ。

 他の鉄オタさんたちは、臨時列車や廃車間近の車両を追いかけたり、貨物列車を撮影したりしているようだ。でも僕はそういうのにあんまり興味を持てない。

 なんだか撮りたいと思う列車がない。

という訳で、過去に撮影した寝台特急の写真を貼り付けてみたい。

この頃はEF81型電気機関車が牽いていた。

京口ブルトレは意外と早く無くなった。やはり混雑する東京駅で客車をさばくのは難しかっただろうか。

日の短い冬だと、日が昇る前の早朝に到着する。撮影前は真っ暗だったが、徐々に明るくなって、日の出とともにやってきた。

運用の都合か、カシオペアの機関車が牽いている。カシオペアより一足早く運行終了した。