ひたちなか海浜鉄道に行ってきた

 ひたちなか海浜鉄道湊線。もとは茨城交通だったが、分割して第三セクターとして存続している。常磐線勝田駅から阿字ヶ浦駅の14.3kmを結ぶ非電化ローカル線を全国から集められた中古のディーゼルカーが走る。
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 常磐線の勝田までは特急が30分おきに走っていて、意外に近い。いつもより遅めに起きても、ひょいと特急に飛び乗って1時間もすればもう勝田駅
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 常磐線からは枝のように伸びるローカル私鉄がいくつもあるけど、湊線も例に漏れず勝田駅から分岐する。常磐線ホームの端っこを切り欠いた所から発車する。
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 中根駅は湊線で一番閑散としている。周りは田んぼと雑木林しかない。
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 どの車両が走っているのか特に調べないできたけど、運良くキハ205がやってきた。昭和40年に作られたロートルだ。なんて良い雰囲気なんだろう。モノクロフィルムで撮影したら、昭和色褪せた国鉄色が閑散とした田園の中で牧歌的な雰囲気を誘う。
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 古い車両も良いけど、新しいのも良い。キハ3710型は茨城交通の自社発注車両だ。キリッとしたスタイルは軽快気動車と呼ぶに相応しい。
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 終点の阿字ヶ浦駅。ここは何もない。何もないと言っても、大自然が広がってるとかそういう意味ではない。ただの住宅地の真ん中なのだ。普通、駅前には商店だったり幹線道路だったり、何かしらの賑わいが感じられるのだけど、ここはただの住宅地なのだ。
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 さて、駅前に何もないけどお昼はどうしようか。結局、少し歩いて県道沿いのお寿司屋さんに。これが、あんまり美味しくない。
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 帰りは磯崎〜平磯間の直線区間で撮影。ひたちなか海浜鉄道というくらいだから海が見えるところはないかと思って探したけど、一瞬車窓から見えるだけで、建物にさえぎられてしまう。一応、この辺は海が近いはずなんだけど。
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 ひたちなか海浜鉄道、新会社になってから着々と営業成績を改善し、延伸の話も出ているという。素晴らしいロケーションを素敵な車両が走るこの路線。もう一度訪れたいと思った。

※全て1月27日撮影。

*1:Nikon D750+Nikon300mmf4.0x1.4,iso100,420mm,f/5.6,1/500

*2:iPhone 7

*3:iPhone 7

*4:iPhone 7

*5:Nikon D750+TAMRON 70-200mmf2.8,iso100,195mm,f/4.0,1/500

*6:Nikon D750+Nikon300mmf4.0,iso100,300mm,f/4.0,1/1000

*7:iPhone 7

*8:Nikon D750+Nikon35mmf1.8,iso500,300mm,f/4.5,1/40

*9:Nikon D750+TAMRON 70-200mmf2.8,iso1600,85mm,f/2.8,1/500