あったらあったで便利なんだろうけど、一台二役は無理だと思うよ

デジイチのトレンド

確か去年くらいに、デジタル一眼レフカメラのライブビュー機能が一般化したと思う。で、今年は動画撮影がトレンドらしい。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/trend/2008/09/16/9221.html?ref=rss

そもそもコンパクトデジタルカメラは、ビデオカメラの技術を元にしている。昔は電子スチルビデオカメラという物があったくらいだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%87%E3%82%AA%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9
つまり、CCDで得られる画像データを電子メディアに記録する技術が肝であって、静止画なのか動画なのかは些細な違いでしかない。

一方、デジタル一眼レフカメラは、従来のフィルムカメラを如何に置き換えるかという課題、つまりフィルム一眼レフカメラそのものを目標にして開発されていたんだと思う。実際、操作感や設定項目がフィルムカメラに近いほど高い評価を得ていた。それが技術的にビデオカメラに飲み込まれてしまうのだから、感慨深い人もいるのかもしれない。

映画的映像表現をこの手に

とはいえデジカメWatchの記事にあるように、映画的表現がデジイチで撮れるのは期待しすぎだと思う。だって、デジイチのように両手で持たないと安定しない機械で動画を撮るのは疲れるから。やっぱり動画を撮るなら片手で安定するデザインが良いだろうけど、それは従来のスチルカメラのデザインと相容れない。

期待すべくは、家庭用ビデオカメラが高画質化すること。今の家庭用ビデオカメラはあまりに大衆向けで、花鳥風月をじっくり撮る人には不十分と言われている。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070207/zooma294.htm
>コンパクトデジカメと比較した場合、ビデオカメラが辛いのは
>絞りである。意図的に絞り開放で撮ればあまり目立たないが、
>オートでF4ぐらいになった時、背景のボケに菱形絞りの形が
>現われてしまい、絵を壊してしまう。
特に絞り機構が業務用機やデジイチに比べ極めて貧弱な仕様なのだ。とはいえ、今後大容量な半導体メモリが普及すればテープやディスク機構に掛かっていたコストを光学系に回すことが出来る。それでデジイチに負けないくらいに高画質になるとイイね。多分買わないけどw