ライトノベルが衰退するかはわからないが変化はしている、エロい方向に
興味深いエントリがあったので引用。
2004年あたりのラノベ解説本ブームから、越境作家の増加、
http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20080907/1220761563
新規参入レーベルの増加、ハルヒのヒット、
アニメ化作品の増加を経て、ついに「ラノベブームだ、
これからはラノベの時代だ」とか「いや既にラノベは危ない、
衰退しつつある」とかなんとか語られるようになった
ライトノベルですが、それを取り巻く状況はよく語られるのに、
その具体的な変化についてはあまり取り上げられていない
ような気がするので、軽く書いてみたいと思います。
という訳で、具体的な作品とその作風について纏めてあります。私のように偶にしかラノベを読まない人でも納得する内容だったので、多分正しいのでしょう。
簡単にいえば、
- それまでファンタジー一辺倒だったラノベに学園物が多く出回り、新しいレーベルが興って人気が出ました。
- そして萌えエロ路線が台頭してきました。
- しかし、ラノベサイトを運営するようなマニアには萌えエロ路線は支持されません。
- にもかかわらず萌えエロ路線は売れている。
ということだそうです。世間の評価と自分達の評価が一致しないのは歯がゆいでしょう。
この不一致は最近述べたオタク世代論で説明できます。新たな第三世代オタクは萌えを即物的に求める一方、旧来のオタクは単純な萌えに飽きてしまうのです。
結局、
「1人で何冊も買う少数のマニア」と「1人あたりの購入冊数は
少ない多数の中高校生」に分かれているといわれますが、(中略)
今後は、マニア層を狙ったレーベルと、ライト層を狙った
レーベルが、いま以上にはっきりと分かれていくのかもしれません。
というようにすみ分けが進むでしょう。もしそうなれば、ライト層がわかりやすくマニア層でも楽しめるというのがヒットの条件になるかもしれません。