ネタバレあり「美女と野獣」「劇場版ポケットモンスター2017」「22年目の告白-私が殺人犯です-」
「美女と野獣」
フランスの古典的名著の映画化。ディズニーでもアニメ映画になっていたりする。本作は実写版ミュージカルといった感じで、みんな歌いながら登場する。歌って踊ってワクワクするミュージカルの興奮そのものだ。
ベタな恋愛ストーリーとはいえ、魔法の世界観を自然に描いたCG技術も凄いと思う。特に野獣が最初は恐ろしく描かれるのに、ストーリーが進むにつれて人間味溢れる可愛らしさが表れるのは良かった。
結末が分かっている古典なのに、自然な映像と迫力ある歌とダンスに圧倒され、感動の涙と相成った。
「劇場版ポケットモンスター2017キミに決めた」
いゃあー、懐かしい。当時アニメを見てた訳じゃないし、ゲームで遊んでた訳でもない。でも松本梨香や林原めぐみの声を聞いた瞬間、90年代アニメの雰囲気が蘇った。
キャストでいえば、ピカチュウ役の大谷育江の演技力が素晴らしすぎる。「ピカ」だけで全ての感情を表現している。正直いうと最後泣いてしまいました。
友情のストーリーはどんな年代でも初めて見ても付いていける。誰にでもお勧めできる作品だ。
あと、ポッチャマが可愛かった。
「22年目の告白-私が殺人犯です-」
うーん、微妙。ミステリーとして見れば、前半は結構いい感じなんだけど、後半の過剰な演出で真犯人が分かってしまうのは興醒めだった。
過剰演出で大騒ぎする所は日本のテレビの悪い面が出てる。テーマにしても、復讐心と法倫理のせめぎあいを深く描写出来たのに、それをしない。真犯人が分かってしまうと、急に面白さがそがれてしまう。