都内で滝が見れる。名主の滝公園。

勢いよく水が流れ落ちる滝をスローシャッターで撮影して水の流れを表現するテクニックは、一眼レフカメラを買ったなら一度はやってみたい。しかし、本格的に撮ろうと思っても近場に滝なんて無い。と、思っていたけど、都内に立派な滝を備えた公園があるらしい。

名主の滝公園は京浜東北線王子駅から歩いて10分くらい。住宅地のなかにひっそりと佇んでいた。園内には高低差がつけられてあり、入り口付近の池に向かって小川が流れている。小川ぞいにずんずん進んで行くと水が流れる音がする。音の方に向かって、狭い道を進むと滝はそこにあった。


三脚をセットして早速撮影しようと構えていたら、だんだん水の勢いが弱くなっていくではないか! そしてついに水は流れなくなった。どうやら滝の水はポンプで池から汲み上げて流しているようだ。確かに住宅地の真ん中で自然に滝が出来るわけがない。

ふてくされて小川を適当に撮影していると、また水の流れ落ちる音が聞こえてきた! どうやら10分おきくらいで、ポンプを止めたり動かしたりしているみたいだ。

おまけ。滝を撮影していたら表れたヘビ。

国立科学博物館の特別展を見に行く

 上野の国立科学博物館でやってる特別展が今日までとの事なので、せっかくなので見に行く。
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 今回は「大英自然史博物館展」というもので、イギリスの博物館から貴重なコレクションを持って来て展示しているらしい。
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 しかし、すごい人である。公開最終日だから空いてると思ったらそんな事はなく、チケットを買うまで30分、会場に入るまでさらに15分という具合。館内もショウケースのまえに人だかりが出来てまともに写真も撮れたもんじゃない。

 そんな中でも注目すべき展示をいくつか紹介したい。まずは始祖鳥の化石標本。始祖鳥とは、鳥類の祖先と考えられる種で、1億5千万年くらい昔に存在したと考えられている。恐竜と鳥の特長を備えており、鳥のように飛べたのか、はたまた飛べなかったのか今でも分からないという。
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 次に面白かったのは、日本に落ちた隕石。大英帝国が栄華を極めた当時、世界中の珍しい博物を収集するために航海に出たそうだ。その途中、日本にも立ち寄り収集した鉱物がこの隕石。大英帝国の国力を実感できる。
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 だいたい1時間ちょっとで全部見れるだろうか。いずれにせよ、大変な人の多さだった。それでも国立科学博物館の特別展は面白い。次の特別展も楽しみだ。

※全て6月11日撮影

*1:Nikon D750+Nikon18-35mmf3.5-4.5 f5.6,1/160,iso100

*2:Nikon D750+Nikon18-35mmf3.5-4.5  f5.6,1/30,iso200

*3:Nikon D750+Nikon18-35mmf3.5-4.5  f5.6,1/25,iso800

*4:Nikon D750+Nikon18-35mmf3.5-4.5  f5.6,1/30,iso800

旧古河庭園でバラを撮影する

 旧古河庭園は地下鉄南北線駒込駅西ヶ原駅の間にある。南北線沿いは六義園など、公園・庭園が多いと思う。

 西ヶ原駅から10分くらい歩くと、立派な門構えの正門が姿をあらわす。さすが、名主の庭園だったんだろう。古河財閥の三代目が暮らしたそうな。

 メイドさんが出てきそうなくらい絵に描いたような洋館と、その前には英国式の庭園が広がる。しかし、周囲は日本の樹木と和風の庭園が隣接し、明治時代の和洋折衷な雰囲気をよく表している。

 天候が悪くて、青空をバックにとはいかなかったけど、洋館を背景にバラを撮るのはなかなか絵になって素晴らしい。次はもっと天気の良い日に来ようと思った。


首都高のジャンクションを鑑賞するために夜に出かける。

 ワイドレンズを買ったのでワイドレンズに適した被写体を、という事でジャンクションである。縦横無尽に伸びる高架構造物を画面目一杯に収めようとすると、ワイドレンズの出番である。

 まずは西新宿ジャンクションから。4号新宿線中央環状線が交差するこのジャンクションは比較的新しい。中央道方面から中央環状線にY字分岐が二重に重なる。たいして広くない交差点上で三層高架が展開される。
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 ジャンクションといったら、箱崎を紹介しないわけにはいかないだろう。下町雰囲気が残る狭い通りに三層の構造物が押し込まれている。高架上にはロータリーにバスターミナルまで備わる。しかし、日中は慢性的な渋滞で悪名高いジャンクションでもある。
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 おまけ。新宿の都庁展望台からの眺め。無料なのは良いが、エレベーターの待ち時間は長いしガラスの写り込みは激しいし、夜景スポットとしてはそれほどでもなかった。
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*1:Nikon D750+Nikon18-35mmf3.5-4.5  f8,1/2,iso1600

*2:Nikon D750+Nikon18-35mmf3.5-4.5  f8,1/2,iso1600

*3:Nikon D750+Nikon18-35mmf3.5-4.5  f5.6,1/5,iso1600

*4:Nikon D750+Nikon18-35mmf3.5-4.5  f5.6,1/5,iso1600

*5:Nikon D750+Nikon18-35mmf3.5-4.5  f4,1/2,iso1600

*6:Nikon D750+Nikon18-35mmf3.5-4.5  f4.5,1/10,iso6400

都会なのか田舎なのか。関東鉄道 常総線。

 常磐線快速電車は取手駅が終点。この先は普通列車に乗り換えなければならない。この取手から私鉄が分岐している。関東鉄道常総線は取手から下館まで51.1kmを非電化路線で結ぶ。

 休日の昼下がり、取手駅で一日乗車券を買って改札をくぐる。常磐線とは違って薄暗い階段を降りると、ディーゼルカーがちょこんと1両だけ休んでいる。とはいえ、液晶表示の発車案内表示や自動改札が備わり、見てくれだけは都会の通勤路線だ。

 取手から水海道まで、非電化なのに複線だ。複線にするほど列車本数が多いわけではないのだが、交換待ちを気にすることないのは気持ちが良い。雑木林と住宅と畑を抜けて、すいすいと走る。常磐線沿線はやけに雑木林が多い印象だ。




 守谷駅つくばエクスプレスとの接続駅。周囲には高層マンションがにょきにょきとそびえ立つ。
 水海道駅は車庫もある運転の要所。運転本数が半分になり、ここから単線区間になる。ローカル私鉄っぽい雰囲気がむんむんする。

 三妻駅の辺りは水害で水浸しになったエリアである。しかし水害時の浸水マップをよく見ると、古くから住居のある区域は間一髪免れている。



 下妻駅で快速列車に乗り換える。下妻から下館までは常総線で一番閑散としている。家もまばらで農村の風景が広がる。

 終点下館では快速列車から水戸線への接続は2分しかなかったが、跨線橋を渡ってすぐの連絡だった。